飼育係は人気の職種であり、「動物園や水族館で職員として働きたい」と考えている方は多いと思います。
しかし募集そのものが少なく、気がついた時には締め切られていることもよくあります。採用情報を得ることすら、難しいのが現実です。
私は小さい頃から動物園の飼育係になるのが夢でした。今ではその夢をかなえることができ、飼育係としてのキャリアは15年ほどになりました。
採用情報を得るには、ちょっとしたコツがあるよ
このブログが飼育係になりたい皆さんの夢をかなえるためのヒントになったら、とても嬉しいです。
飼育係募集の採用情報をゲットしよう
いつ、どこの動物園や水族館で飼育係の採用情報が出るかを知っていれば、情報を得ることはそれほど大変ではありません。
これは動物園水族館関係者だけが知っている情報ではなく、採用情報のほとんどが公式サイトに掲載されています。
そして採用情報の掲載時期は園館によって異なりますが、毎年同じ時期に出ることが多いです。
働きたい動物園や水族館が決まっている人は、前年の採用情報が出た時期を調べておき、公式サイトを定期的にチェックする習慣をつけておきましょう。
採用情報には定期的ものと不定期なものの2種類があります。
①定期的な採用情報
主に9〜10月ごろにかけて公式サイトなどで募集が出始めます。これは、来年度(来年の4月から)を見据えた採用で、退職者の人数などがわかっている場合です。年明けぐらいがピークで、年度末に向けて少なくなっていく傾向があります。
②不定期な採用情報
病気や怪我などで突然の休職者が出た場合などに出る募集です。
多くの場合、次年度まで短期アルバイトなどを雇うか、残った職員で仕事をカバーをする形をとるので、めったに募集が出ることはありません。
現場で欠員が出て人手が足りずに困っている状態のためか、通常の採用に比べて試験内容が面接のみなど、簡易である傾向にあります。ですので、見つけられたらラッキーと言えるでしょう。
しかしデメリットもあります。
年度途中の採用は雇用期間が一年ないことが多いです。年度の途中で雇用期間が終了することもあるため、継続雇用をしてもらえない場合は、次の仕事を探すのが難しくなります。
どんな立場でも良いので、とにかく動物園や水族館で働いてみたいという方にはおすすめです。
「実習生」という選択もあり
学生さんの場合は、まず実習生の募集に応募してみるのも良いでしょう。
実習は学校の授業がない夏休みにおこなわれることが多いので、募集は夏休み前の5〜6月が多いです。
農業や畜産関係の大学や専門学校の学生さんであれば、先生から実習生募集の情報を教えてもらえることが多いようです。
自分が働いてみたい動物園や水族館がどんなところか、実際に働く人たちと関わり、仕事を経験することで、本当に自分に合っている仕事なのかどうかがわかるのが最大のメリットといえるでしょう。
ただ実習生に責任の重たい仕事をさせるわけにはいきませんので、必然的に体力や根気が必要で簡単な作業が多くなります。
しかし、そのような作業を行う中で実習生がどんな働きぶりをしているか、職員の方はしっかり見ています。積極的に仕事をこなし、コミュニケーションをとってアピールしましょう。
まとめ
- 採用情報は9月ごろから秋から出始めて年明けがピーク。2〜3月も募集は出ますが、数は徐々に減っていきます。
- 働きたい動物園や水族館が決まっている場合は、公式サイトで採用情報を細めにチェックするようにしましょう。
- 学生さんは実習生に応募してみるのもよいでしょう。募集時期は夏休み前(5〜6月ごろ)が多いです。
あなたの夢がかないますように!