湘南乃海関の締め込みが、目の覚めるようなピンク色で話題になりました。
「締め込み(しめこみ)」とは、力士が本場所でしめる「まわし」のことです。
ところがこれが、前代未聞の染め直しになったことをご存知でしょうか。
この記事では、湘南乃海関が締め込みを染め直した理由や、派手な色の締め込みをつけた力士についてリサーチしました!
湘南乃風の締め込みが染め直しになった理由
写真を見ると、確かに派手なピンク色ですね!
でも使い込んでいけば、いい色合いに馴染んできそうな気もします。
インタビューによると湘南乃風は「ピンク色がラッキーカラー」だそうで、タオルや浴衣などもピンク色にしていたことがあります。
それもあって、締め込みも本人の好きな色になったのでしょう。
しかし、一部の大相撲ファンからは「派手すぎ」「違和感を感じる」といった声が上がっていました。
とうとう大相撲協会から指摘をうけ、染め直しをするという前代未聞の事態になってしまったのです。
これが、湘南乃海関の締め込みが染め直しになった理由のようです。
湘南乃海関の締め込みは「桃太郎」のピンク?
でもよく調べると、湘南乃風の正式な関取名は「湘南乃風 桃太郎」です。
つまり締め込みの色は、明るく元気な桃太郎をイメージしたピンクだったのかも知れません。
そう思うと、個人的には日本らしさも考えた良い色なのではないかと思いますが、あなたはどう思いますか。
宇良関の締め込みもピンク色
実は、湘南乃風関以外にもピンク色の締め込みをつけた力士がいます。
西前頭四枚目・宇良関です!
光沢のある鮮やかなピンク色ですが、湘南乃海関の締め込みよりは大人しい色合いですね。
しかし、宇良関のこのピンクはOKで、湘南乃海関のピンクはNGというのは不思議に感じます。
ファンの間からも、染め直しを指示した相撲協会に「公平性にかける」「理不尽」といった声が上がるのもわかる気がします。
締め込みの色は力士規定で決められている
大相撲協会が定めた力士規定には、締め込みについて以下のように記載されています。
力士が取組で腰に締めるものを「廻し(まわし)」といい、特に関取が本場所で締める絹製廻しを「締込(しめこみ)」と呼ぶ。 長さは約10m。 力士規定では「紺、紫色系統」とあるが、実際には様々な色の締込がみられる。
大相撲協会公式HPよりhttps://www.sumo.or.jp/IrohaKnowledge/glossary_rikishi_shimekomi#:~:text=%E5%8A%9B%E5%A3%AB%E3%81%8C%E5%8F%96%E7%B5%84%E3%81%A7%E8%85%B0,%E5%89%8D%E3%82%92%E9%9A%A0%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
つまり、大相撲の締め込みの色は「紺や紫っぽい色」というゆるい決まりはあるけど、実際はわりに自由ということです。
派手な色の締め込みをしめた力士は他にもいる
湘南乃海関以外にも派手な色の締め込みをしめた力士は他にも存在します。
遠藤 関(金色)
金色というより明るい黄色という感じですが、まさに「金色」の締め込みをつけた輝関との対戦は、「金色(ゴルド)対決」と話題になりました。
志摩ノ海 関(オレンジ)
志摩ノ海関の締め込みがオレンジ色なのは、出身地の三重県にちなんだ「伊勢海老カラー」とか「みかんの色」といったウワサがあります。
いずれにせよ力士にとって締め込みの色は、特別な想いがこもったものなんだということが感じられますね。
その他の派手な締め込みの力士
上記以外にも、鮮やかな色の締め込みをしめた力士をあげてみました。
- 輝関 金色
- 徳勝龍関 スカイブルー
- 琴勇輝関 ターコイズグリーン
- 嘉風関 エメラルドグリーン
引退された力士も入っていますが、締め込みの色を決めた理由を聞いたら、素敵なエピソードがたくさんありそうです!
湘南乃海関のピンクの締め込み復活なるか?!
湘南乃風関の締め込みの色に対して、批判的な意見ばかりではありません。
ファンからは「桃太郎ピンクの締め込み復活。ずっと待ってます!」と応援する声も上がっているのです!
幕内力士でも番付が高いほど、自由に締め込みの色を決めているような雰囲気があります。
将来、湘南乃海関がもっともっと強くなって、桃太郎ピンクの締め込みが復活する日がくるかもしれません!
湘南乃海関、今場所もがんばって〜っ!