アシカを英語で表現すると「Sea Lion」になります。Seaは「海」、Lionは「ライオン」を指すので、文字通りシーライオンは「海のライオン」という意味になります。
では、アシカが陸棲の哺乳類でいう百獣の王ライオンのような存在かと言うと、海棲哺乳類ではシャチやサメがいるので、海の生態系の頂点というわけでもありません。
アシカがシーライオンと呼ばれる理由は、その形態にあります。それはズバリ、たてがみ(鬣)です。
この写真を見ると、頭の後ろから首周りにたてがみがあることがわかります。ライオンのように長くて立派なものではないですね。たてがみは水から陸に上がって体毛が乾いてきた時にしか見ることができません。
こっこ
アシカよりオットセイの方が毛足が長いので、たてがみがわかりやすいよ!
「たてがみが見たい!」と言う方は、アシカではなくオットセイがいる水族館や動物園を訪れると良いですよ。
アシカ以外の鰭脚類(ひれあしるい)の英名が知りたい方は、こちらをどうぞ。